侍ジャパン 米国は大リーガー不在でも難敵 カサス、オースティン対策が鍵
東京五輪の野球日本代表「侍ジャパン」が6日、金メダルをかけて臨む7日の決勝・米国戦(横浜)に向けて都内で最終調整した。
米国は大リーガーが不在とはいえ強敵だ。将来のスター候補生とベテランで編成し、DeNAのオースティンらプロ野球でプレーして日本に慣れている選手が加わった。決勝で先発するソフトバンクのマルティネスは今季前半戦だけで7勝2敗、防御率2・03の好成績を残している。
打線はカサスがともに大会最多の3本塁打、8打点を残している。準々決勝では阪神・青柳から3ランを放った。打率・429と好調なオースティンの並びは強力で、左投手の少ない日本は対策が鍵となる。
智将として知られるソーシア監督は今大会でもベンチから捕手に細かく配球のサインを送る。日本との準々決勝では内野に5人を置く奇策も見せた。決戦へ「われわれは必要なことをやるだけだ」と不敵に構える。