甲子園出場の作新学院部員に陽性判定 「個別感染」と判断、現段階では出場の方向

 日本高野連は5日、今夏の第103回全国高等学校野球選手権大会(9日開幕、甲子園)の代表校のうち、作新学院(栃木)の部員から計3人について新型コロナウイルス陽性が判明したことを発表した。

 主催者は4日に緊急対策本部を開催。大会参加の可否については、「集団感染か個別感染かを重要視する」としていることを踏まえ、専門家の意見を聞いた上で、当該2人の濃厚接触者がいないこと、陽性者以外の30人の陰性が確認されていることから、今回の事案は現段階では個別感染と判断したとしている。

 作新学院は大会6日目の14日に、高松商(香川)と初戦を行う予定になっている。主催者側は、5日に開いた会見で、日程面の考慮を視野にいれる旨の発言をしている。

 また、残りの出場校48校については、全員の陰性が確認されたとしている。

 【作新学院、検査の経緯】

8月1日 大会前検査の前の時点で部員1人の陽性が確認された。保健所は同校野球部内に濃厚接触者はいないとした。

8月2日 指定宿舎に入る予定の32人について、検体を採取。検査機関に送付。

8月3日 大会前検査の結果、部員2人の陽性を確認。

8月4日 大会前検査の結果で陽性となった2人と、それ以外の30人について、PCR検査を実施。大会前検査で陽性が出なかった30人はあらためて陰性が確認された。保健所は濃厚接触者はなしとした。

 なお、陽性が判明した合計3人の部員については無症状だといい、自宅待機をしていることも発表された。

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