「エキシビジョンマッチ、オリックス８－３阪神」（４日、京セラドーム大阪）

　オリックス・杉本がようやくお目覚めだ。四回先頭で、伊藤将の内角カットボールをバックスクリーン右へ豪快な一発を叩き込んだ。

　「久しぶりにバットに当たりました。三振ばっかりだったんで」

　７月は打率・１４６と不振を極めた。エキシビションマッチも１１打数１安打７三振と快音は響かなかった。

　「７月に入ってからおかしくて結構、悩んでました。久しぶりに手応えのある打撃ができた。これを機に上げていきたい」

　悩める大砲に「いろいろ試してみろ」と助言を送った中嶋監督も「結果が一番の薬になる。（打球）方向も良かったのは好材料かなと思います」と評価した。７年ぶり首位ターンの原動力。後半戦スタートに間に合った。