侍・伊藤 2回0封つないだ!五輪星「思い切って投げられた」
「東京五輪・野球・準決勝、日本5-2韓国」(4日、横浜スタジアム)
重圧のかかる場面でも、ルーキーの肝は据わっていた。日本ハム・伊藤は「1球目から思い切って自分のボールが投げられた」といつも通り力強く腕を振った。2回無失点の好救援。八回の勝ち越し劇を導き、勝ち投手となった。
「腹をくくっていくしかないという気持ちでした」
出番は同点の七回だた。得意のスライダーで簡単に2死を奪うと、四球を挟み、姜白虎は直球で3球三振に料理。八回も続投して2死から二塁打を浴びるも、慌てず代打・崔周煥を二ゴロに斬り、ガッツポーズを決めた。
7月31日の1次リーグ・メキシコ戦でも2回無失点と好投。中継ぎ陣の中でも存在感は大きくなっている。「投げたくてうずうずしている。普段は先発なので、短いイニングだからこそ思い切っていこうと思う」と7日の決勝に向け右腕は、既に臨戦態勢だ。