侍ジャパン・稲葉監督 絶対“韓倒”!49歳バースデー誓い 08年北京のリベンジへ

 侍ジャパン・稲葉監督
 チームから贈られた誕生日ケーキに笑顔を見せる稲葉監督(NPBエンタープライズ提供)
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 東京五輪の野球日本代表「侍ジャパン」が3日、都内で練習を行い、4日の準決勝・韓国戦(横浜)へ向けての調整を終えた。08年北京五輪の準決勝で苦杯をなめた宿敵に、当時選手として出場した稲葉篤紀監督(49)はリベンジを誓った。勝てばメダルが確定する一戦に先発する山本由伸投手(22)も好調な韓国打線封じへ全力で臨む意気込みを示した。 

 米国との激戦を制し、この日に49歳の誕生日を迎えた稲葉監督。朝食時には選手、スタッフらから祝福を受け「非常にいい誕生日を迎えることができた」と表情を崩した。

 だが、それも一瞬。話が準決勝の韓国戦に及ぶと、勝負師の顔に戻っていた。08年北京五輪の準決勝での敗戦。選手として出場していた指揮官にとって、拭いされない記憶だ。「私の中では特別ではある」と因縁の一戦への胸中を明かした。

 韓国は日本と同様に2試合のサヨナラ勝ちを経て、2日のイスラエル戦(横浜)では七回コールド勝ちと勢いに乗っている。「投手をどんどん代えてきているところと、打者も試合をやることによって調子を上げてきている」と警戒を強めた。

 李政厚、金賢洙ら左の好打者が多い打線にも「継投というところは、非常に考えなければいけない」とチームで唯一の救援左腕・岩崎の起用方法なども鍵を握りそうだ。

 ただ、日本の状態も試合を経るごとに上がっている。宿敵・韓国戦でも過剰な意識は持ち込まない。「試合の中で特別なことはしない。選手全員で結束して、その一戦を取りに行くことを考えてやっていく」と稲葉監督。金メダル獲得へは、絶対に倒さなければいけない相手。運命の一戦へ全力を傾ける。

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