神戸国際-北海 センバツ開幕戦が再現 前川擁する智弁学園は倉敷商と激突へ

 「全国高校野球選手権・組み合わせ抽選会」(3日)

 17年以来4年ぶりの春夏連続出場となり、3度目の夏の甲子園出場となる神戸国際大付(兵庫)は、大会3日目第3試合で、今春センバツ1回戦で対決した北海(南北海道)との対戦が決定。

 今春センバツの開幕カードが再び実現した。春は神戸国際大付が延長10回の末、3-2でサヨナラ勝ち。プロ注目左腕の北海・木村大成投手(3年)を攻略し勝利を収めた。

 夏は通算1勝にとどまっている神戸国際大付。春のリベンジに燃える北海を返り討ちにし、頂点を狙う。

 2大会連続20度目の出場を決めた智弁学園(奈良)は、第2日の1試合目に倉敷商(岡山)と対戦することが決まった。全国大会では初対戦となる。

 今春のセンバツでは、初戦で強敵・大阪桐蔭を下した勢いのままに8強入り。その後の春季奈良大会では宿敵・天理を下して優勝し、近畿大会でも準優勝。そして、今夏も圧倒的な強さで奈良を制した。注目は、今秋ドラフト候補のスラッガー・前川右京外野手(3年)。今春のセンバツでは、中軸に座りながらも思うような結果が残せず悔し涙をのんだ。この夏に懸ける思いは人一倍強い。

 前川だけでなく、1番・岡島や4番・山下など強力打線は健在。投手陣も西村&小畠の左右二枚看板に加え、2年生投手などの台頭で層は春以上に厚くなっている。

 一方、倉敷商の主将の山下周太内野手(3年)は「甲子園常連校でとても強いチーム。挑戦者の気持ちで目の前の相手に勝っていきたい」と、強豪との戦いに気合を入れた。

 県大会決勝のおかやま山陽戦では、昨年夏の甲子園交流試合でも好投した左腕・永野司投手(3年)が完投。山下が「最後まで諦めずに粘り強く戦えた」と話すように、サヨナラ勝ちで甲子園を決めている。

 夏の甲子園通算5度の優勝を誇り、3年ぶり11回目の出場となる大阪桐蔭(大阪)は、大会第5日目第1試合で今春センバツ8強の東海大菅生(西東京)との対戦が決まった。

 今春のセンバツでは初戦で智弁学園に敗退。敗戦後、西谷浩一監督は「もう一度、日本一を目標にするか確かめてくれ」とナインに奮起を促し、夏までに力をつけてきた。

 今夏の大阪府予選では準々決勝、準決勝では逆転勝ち、決勝ではサヨナラ勝ちと粘り強さを武器に、聖地の切符を手に入れた大阪桐蔭。今秋ドラフト候補で最速150キロ左腕・松浦慶斗投手(3年)や同候補で主将の池田陵真外野手(3年)を中心に、粘り強い野球で日本一の目標を果たす。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

野球最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス