日本高野連は２８日、８月９日開幕の第１０３回全国高校野球選手権大会の臨時運営委員会を行い、「５０人まで」という制限のもとでブラスバンドの演奏を認めると発表した。

　無観客開催を決定した２１日の臨時運営委員会では、学校関係者のみをアルプス席ではなく内野の一、三塁席に入場させることを決めていたが、十分なソーシャルディスタンスの確保と演奏中の打球による事故を防ぐための措置として、ブラスバンドは通常通りアルプス席に入場する。また、学校の事情によりブラスバンドを派遣できない場合は、今春のセンバツ同様に録音した音源を流す対応をとるとした。

　開閉式に関しては、選手の入場行進の規模を縮小するなどの一部変更を加えながら、基本的に通常通りの式進行を目指すと発表した。