侍・柳田 五輪間に合った!稲葉監督の「不安」一掃タイムリー 右脇腹違和感問題なし

 「巨人0-5侍ジャパン」(25日、楽天生命パーク宮城)

 東京五輪の野球日本代表「侍ジャパン」は25日、楽天生命パーク宮城で巨人との強化試合に臨み、五輪本戦前最後の実戦を快勝で締めた。右脇腹違和感のソフトバンク・柳田悠岐外野手(32)が「6番・中堅」でスタメン出場して六回に右前適時打で復調をアピール。決勝トーナメント初戦に先発予定の楽天・田中将大投手(32)も2回2/3を無失点に抑え、最高の形で最終合宿を締めくくった。

 もう心配無用だ。稲葉ジャパンの核が東京五輪前最後の実戦で鮮やかに復帰した。右脇腹の違和感で合宿初日から別メニュー調整を続けていた柳田がスタメン即タイムリー。球宴以来となった打席で不安を一掃した。

 「問題ないです。シーズンと同様という感じなんですけど、バッティングは難しいと思いながらやりました」

 見せ場は2打席凡退で迎えた六回。浅村の適時二塁打で2点目を奪い、なおも続く1死二、三塁の絶好機だった。平内のボールを振り抜くと、火を噴くような打球はあっという間に前進守備の一、二塁間を通過。「前に飛ばそうという感じでした」と振り返った。

 先発出場が決まったのはこの日の昼。前日の段階で守備での出場は決まっていたが、稲葉監督が「ギータがあまりに行きたそうでしたし、ぶっつけ本番に不安をすごく感じていました」と迷った末に決断した。試合前に屋外フリー打撃を再開。当初は2打席の予定だったが、状態を見て3打席目も送り出し、適時打が生まれた。

 仙台での直前合宿を終え、いよいよ東京五輪の初戦となる28日・ドミニカ共和国戦(福島)に向かう。「寝る時にいいイメージを持ちながら寝たいと思います」。代名詞のフルスイングで侍ジャパンを金メダルに導く。

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