巨人投壊 2日連続2ケタ失点で前半戦終える 首位・阪神と2差変わらず
「巨人7-11ヤクルト」(14日、東京ドーム)
巨人は前半戦最後の一戦で大敗だ。またしても投手陣が大炎上し、まさかの11失点。2年ぶりの2戦連続2桁失点で痛恨の2連敗を喫した。首位・阪神が敗れゲーム差は2で変わらないが、ショッキングな展開だった。
先発が2戦連続で早期降板となり、原監督は「その辺はもう、かばいようがないな」と厳しい口調で語った。重要な一戦の先発を託した山口が想定外の乱調。一回に相手にのみ込まれて簡単に4点を先取された。二回2死一、二塁のピンチを招くとベンチが早々と決断を下した。
14年7月21日に危険球退場により0/3で降板した以外では、山口にとって1回2/3は自己最短KO。右腕は「ストライクを取ることに苦労したのが、そのまま結果に出てしまいました」と猛省した。
この日、投手陣は13四球と制球が乱れ、指揮官は「その辺は、大いに二度とあってはいけないゲームだろうね」と苦言を呈した。前半戦を2位で終えたが、3位のヤクルトに0・5ゲーム差に迫られた。「総じて、この(ヤクルトとの)2試合は決していい試合ではなかったけれども、これで前半戦が(終了した)ということ」と先を見据えた。
約1カ月間の中断を挟み、迎える後半戦開幕までに立て直す。