オリックス・ドラ3来田 プロ初打席初球弾!高卒新人では史上初の快挙 3の3猛打賞
「日本ハム0-5オリックス」(13日、釧路ウインドヒルひがし北海道スタジアム)
ルーキーの一打に北の大地が揺れた。オリックスのドラフト3位・来田(明石商)はプロ初打席の初球、池田の141キロ内角シュートを右中間スタンドに運ぶ本塁打にした。
「思い切っていけってベンチから言われていたので初球から振っていこうと。シュートなので振り幅を小さくしました。ちょっと詰まり気味で逆風だったので怖いなと思いましたけど入ってくれました」
プロ初打席初本塁打は67人目。初球本塁打は高卒新人では史上初の快挙となった。
「とてもうれしいです。まだまだ完成形ではないと思うので練習をしてもっと上を目指していきたい」
冷静に振り返るルーキー。対して中嶋監督は「恐ろしいですね。あるの初球本塁打?初?ほほっ、すげぇ。スゴいな」と興奮気味に話した。
三回2死は左腕アーリンの初球を左前打すると二盗でプロ初盗塁も決めた。六回には二塁内野安打で初の猛打賞。こちらは1984年9月29日・村上隆行(近鉄)に次いで高卒新人2人目となった。
明石商2年春のセンバツ準々決勝・智弁和歌山戦では、史上初の「先頭打者&サヨナラ本塁打」を記録した“初男ぶり”はプロでも健在だ。
神戸生まれ、ほっともっと神戸でプロ野球に初めて触れ、プロを目指した。小学生のころにはバファローズJr.で活躍し、プロ入り。オリックスの未来を背負うために生まれてきたような男が、釧路で衝撃のデビューを飾った。