ENEOS延長10回タイブレークの末サヨナラ勝ち 社会人野球日本選手権
「社会人野球日本選手権・1回戦、ENEOS2-1JR九州」(29日、ほっともっとフィールド神戸)
今大会初となるタイブレークの末、ENEOSがJR九州をサヨナラ勝ちで下した。
勝負を決めたのはベテランの一振りだ。同点で迎えた延長10回、1死満塁で指名した打順から行われるタイブレーク。9年目の山崎錬内野手(慶大)がサヨナラ右前打を放ち、接戦に終止符を打った。
「コロナ禍でさわやかなニュースを届けたいと思っていた。サヨナラ勝ちで喜んでもらえたと思います」と、会社全体に勇気を与える一打を振り返った。
この日は5打数4安打2打点の大暴れ。「練習での取り組みや、試合でのハッスルプレーなどそういうところからいい影響を与えられるように」と、背中でチームをけん引する。
今年は9名のルーキーが加わり、チームに新しい風が吹く。「若い、ベテラン関係なく一丸となって勝っていきたい」。若手とベテランの相乗効果で、9年ぶりの頂点まで駆け上がる。