西武・平良 パ記録34試合連続0封も笑顔なし 押し出し四球リード守れずドロー
「西武3-3ロッテ」(20日、メットライフドーム)
記念撮影のさえない表情に複雑な心境が表れていた。西武の平良が34試合連続無失点。パ・リーグ記録に並び、試合後は記録保持者の豊田投手コーチとツーショット撮影に応じた。ただ無失点は継続したものの、リードは守れなかった。
「同点にされたのであまりいい気はしない。失点しているのに(記録が)続いているという訳の分からない状況なので。今日は納得いかない」
1点リードの八回2死一、三塁でマウンドに上がった。安田に四球を与え満塁。藤岡にはストレートの四球で押し出し。それでも代打菅野を一邪飛に仕留め、最少失点で食い止めた。
父の日に記録に並んだ。侍ジャパンの一員に選ばれ、父から「おめでとう」と連絡もあった。ブルペンの“父”である豊田コーチからは登板のたびにメモ情報を受け取り「そのおかげで投げやすくなっている」と感謝した。「マウンドにいったら一試合一試合積み重ねていきたい」。ミスターゼロの伝説は終わらない。