オリックス・山本が交流戦MVP「光栄」 18日・楽天戦先発「すごく大事に」

 「日本生命セ・パ交流戦」の表彰選手が17日、発表され、交流戦3戦3勝でチームを優勝へ導いたオリックスの山本由伸投手(22)が最優秀選手賞(賞金200万円)に選出された。各リーグから1人ずつが選出される「日本生命賞」(賞金100万円)は中日のダヤン・ビシエド内野手(32)、日本ハムのドラフト1位・伊藤大海投手(23)が選出された。

 交流戦は3試合に登板してトップタイの3勝0敗、防御率1・23。断トツの33三振を奪った。11年ぶりの交流戦優勝への原動力となった山本は、MVP受賞に「とても光栄。いろんな方の力を借りて取れた賞だと思う」。賞金200万円も獲得して笑顔を見せた。

 それでも浮かれる様子はない。18日からは2ゲーム差で追う楽天と首位攻防戦3連戦(楽天生命)。自身は18日の初戦に先発する。「明日からの3連戦がすごく大事になる」と力を込め、「いい投球をして、シーズンが終わる時は一番上にいられるように頑張りたい」。東京五輪日本代表にも選出された右腕は気合を入れ直した。

 中嶋監督も意気込む。11年ぶりの交流戦優勝にも「過信はない」と言い切る。「同一リーグの時は5位。借金していた。だから、優位とも思わない。不安もあるし、楽しみもある」。成長を信じるからこそ、戦い方を変えるつもりはない。

 交流戦期間中に負傷離脱していたヒギンス、平野佳が復帰して勝ちパターンが確立。打線は1番・福田から宗、吉田正と左3枚を並べ、18試合中11試合で先取点を挙げた。戦国のパを戦い抜く戦力は整った。エース・山本が25年ぶりのリーグ制覇の先導役となる。

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