ソフトバンク 完封負けで交流戦負け越し危機 工藤監督「うまくやられた」

2回、ヤクルト・村上(手前)に先制ソロを浴びたソフトバンク・石川=ペイペイドーム
8回ソフトバンク2死満塁、見逃し三振に倒れた代打明石=ペイペイドーム
8回の攻撃を終え、選手交代を告げたソフトバンク・工藤監督=ペイペイドーム
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 「ソフトバンク0-1ヤクルト」(11日、ペイペイドーム)

 ソフトバンクは41歳ベテラン左腕に翻弄されて零封負け。チャンスは作ったが、決定打を欠いた。

 ヤクルト先発の石川の前に再三チャンスは作った。しかし、初回の無死一塁では2番・今宮が一ゴロ併殺打。三回2死一、二塁では栗原が中飛に倒れた。工藤監督は「チャンスを作るのが大事。それは出来たが、低めに集められたりカウントを整えられたりして、上手くやられた」と悔しがった。

 一方、ソフトバンク先発の石川は二回に村上に19号ソロを浴びたが、失点したのはその場面のみ。8回1失点と好投した。

 その投球に報いたい打線は終盤にもヤクルト中継ぎ陣を攻めた。七回1死一、二塁、八回も2死満塁としたが、ここでも肝心の「あと一本」が出なかった。

 ソフトバンクは交流戦残り2戦で5勝7敗4分。一昨年まで7年連続で交流戦は勝ち越していたが、この敗戦でその可能性はなくなった。それでも工藤監督は「まだ(勝率)5割の道がありますので」と次戦以降の巻き返しを誓って前を向いた。

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