オリックス宮城 自己最多13K 七回途中までノーヒット 球宴投票パ先発トップ御礼

13奪三振で6勝目を挙げた宮城(左)と5号ソロを放ち勝利に貢献した宗は笑顔でポーズを決める 
先発し力投する宮城 
2枚

 「オリックス3-1巨人」(9日、京セラドーム大阪)

 19歳のオリックス・宮城が球界の盟主を慌てさせた。七回2死まで無安打。毎回の自己最多13奪三振。1球1球にこのカードから戻ってきた観客のどよめきが起きた。岡本和に一発を浴び快挙とはならなかったが、7回1失点でチームトップの6勝目。10代先発の巨人戦勝利は2006年・ダルビッシュ(日本ハム)、07年・田中将(楽天)、12年・釜田(楽天)に続く4人目となった。

 無安打は「まったく気づいてなかったです。(四球で)走者を出していたんで」と振り返る。無安打よりも岡本和への1球を悔やんだ。「丁寧にいってしまった。強い球を投げておけば。ボールでも次の球で勝負できた。反省点だと思います」

 これが京セラドームで4試合目にして今季初勝利。登板までの過ごし方を工夫した。「練習後に20、30分くらいロッカーで座ったまま寝ました。良かったのかなと思います」

 験担ぎで伸ばした長髪にパーマをあてた。帽子からはみ出るさまに10年まで活躍した球団マスコット『ネッピー』に似てるとファンの間で話題に。これには戸惑いの表情を見せたが、ファン投票中間発表でパ先発部門のトップを死守するなど注目が集まる。

 「強いイメージのある巨人に勝てて自信になります」。2日・阪神戦で初黒星は喫したが、左腕の快進撃はまだまだ止まりそうにない。

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