巨人 方程式崩壊…最後は執念ドロー 球団史上最多9投手リレー勝ちにつなげられず

 「オリックス3-3巨人」(8日、京セラドーム大阪)

 小刻みな継投策も白星にはつながらない。巨人は結果的に、延長戦のケースも含めて球団史上最多となる9投手を起用した中で、勝利の方程式が崩れた。2点リードの八回、6番手で登板した中川が3点を失い完封リレーを逃した。九回に執念で引き分けに持ち込んだが、阪神とのゲーム差は「4」となった。

 抜群の安定感を誇るセットアッパーに異変だ。八回、中川は1死からモヤに四球を与えると、エンドランを決められ一、三塁。ここでジョーンズに左前適時打で1点を返されると、代打・伏見、福田に連続適時打を食らって逆転を許した。

 左腕は6日・日本ハム戦(東京ド)でも八回から登板し、味方の失策もあったが2安打2失点。今季初の2試合連続失点だ。原監督は「やっぱり(1死後の)フォアボールは(本人が)納得いかないでしょうな」と振り返った。

 中川はチームトップ、リーグでも2位の30試合に登板。それでも指揮官は「このぐらいで疲れたと言ったらちょっとねえ。プロとしては。疲れてはいないと思いますよ」と見ている。どんな投手でも打たれることはあり、この日の失敗を踏まえ、次回に期待した。

 これで今季引き分け数は「10」に到達。「今年の引き分けはいい引き分けが多いよね」と前向きに語った原監督。一戦必勝で采配をふる。

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