巨人メルセデスが今季初勝利 緊急降板ヒヤリも大丈夫 交流戦明け虎キラー発揮だ

 「巨人6-0日本ハム」(4日、東京ドーム)

 頼もしい男が復活した。巨人・メルセデスが今季初登板初先発で5回2/3を2安打無失点に抑えて今季初白星をつかんだ。原監督は「内容はもう、素晴らしかったですね」と満足そうに何度もうなずいた。

 快速球を武器にグイグイと攻めた。五回まで1安打の快投。六回の途中で左足がつるハプニングに見舞われて緊急降板したが、大事には至らなかった。左腕は「足は心配ないよ。次回に向けて頑張ります」と語った。

 昨年10月に左肘のクリーニング手術を受けた助っ人が、パワーアップして帰ってきた。指揮官は「何というか、新戦力として、新しいメルセデスという投手が来たという。(昨季までと)タイプの違ったパワーピッチャーになってきた」と手放しで喜んだ。

 首位阪神とのゲーム差は3・5のままだが交流戦中に“虎キラー”が復活したのは大きい。阪神戦は通算10試合で5勝2敗、防御率1・58。重要なピースが加わり、虎を猛追する。

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