日本ハム・上沢5勝目 鯉キラーだ!4戦負けなし
「広島3-7日本ハム」(1日、マツダスタジアム)
鯉キラーは健在だった。日本ハム先発の上沢は6回2/3を3失点(自責2)で5連勝。対広島では15年から通算4戦負けなしの3勝目だ。「最低限の仕事はできたけど、もっとイニングを投げたかった」。浮かれることなく淡々と振り返った。
鈴木誠や菊池涼を欠く広島打線にも、油断はなかった。「真っすぐを強くはじき返してくる。狙っている球種があれば仕留めてくる打線の印象」。実際に序盤から走者を背負い粘りの投球が続いた。
七回には味方のエラーもあり2点を失うと、なおも2死二、三塁のピンチで降板。「イニングの途中で代わって悔しい」と責任感が口をついた。だが、栗山監督は「試合を作って勝ちきった。これがエース」と揺るがぬ信頼を口にした。