ヤクルト・村上2戦連発15号「最高の気分」 巨人・岡本和とキング争い並走

 「ヤクルト7-4楽天」(1日、神宮球場)

 懸命な仲間の背中が、4番の心を奮い立たせた。七回だ。2点差を逆転して、なお2死二塁の場面で打席に立ったヤクルト・村上。楽天の4番手・森原のフォークを捉えた一打は右翼席上段へ。2試合連続の15号2ランで勝負の行方を決定づけた。

 「前の山田さんが(勝ち越しの)犠牲フライを打ってくれて気持ちが楽になった。その勢いで打たせてもらった。最高の気分」と笑顔の村上。不調の中でもがきながら生み出した一発でもあった。

 30日・オリックス戦で14号を放つまで、25打席連続無安打が続いていた。「(意識する点は)たくさんあったけど結果に結びつかなかったので」と話し、「悔しい思いをしていた」と振り返る。その村上の背中を押したのが、救援陣の気迫だ。

 3点ビハインドの五回無死満塁で登板した2番手・梅野が2三振を奪うなどで後続を抑え、六回からは3番手・大西が2回無失点。「梅野さんが無死満塁を抑えて、大西さんテンポのいい投球で、流れがこっちに傾いてきていると感じた」と不振の4番の心を燃え上がらせていた。

 本塁打は巨人・岡本和と並びリーグトップ。6月になり「僕自身、新たな気持ちでグラウンドに来た。悔しさを1打席1打席、返していきたい」と村上。豪打復活を誓った。

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