オリックス・山本7回2失点4勝目 交流戦3年ぶり勝利
「オリックス9-2ヤクルト」(28日、京セラドーム大阪)
久々の勝利にオリックス・山本の笑顔があふれた。4月21日以来の白星で4勝目。交流戦勝利は3年ぶり、先発では初めてとなった。
7回2失点、毎回の9奪三振。それでも投球内容には納得していない。「勝てたのはうれしいです。慎重になりすぎた。2死から四球を出したり最悪な感じ。反省が多いです。もたもたというか個人的には納得がいかないところも多かったです」
どうしても勝ちたい試合だった。3連敗など4試合勝てなかった。前回19日の先発から登場曲を変えた。試合前には全体練習より早くグラウンドに出てやり投げを繰り返し、投球フォームを確認する異例の調整も行った。
スタンドには侍ジャパンの稲葉監督が視察に訪れた。
「知らなかったです。いいところも悪いところも見てもらえた」
東京五輪について「反対の方がたくさんいたり、いろいろあると思いますけど開催されて出られることになれば全力プレーをするだけ。一日一日を頑張りたい」と素直な心情を明かした。エースとして勝ち星を重ねていくだけだ。