ロッテ・守乱3失策 鳥谷、初の一塁スタメンも痛恨トンネル
「ロッテ8-10広島」(28日、ZOZOマリンスタジアム)
堅守を誇っていたロッテが、守乱のオンパレードで大敗を喫した。1試合ワースト3失策で、投手陣は16安打10失点。井口監督は「しっかりとディフェンスができてなかった。そこだけじゃないですか」。8点を奪いながら勝てない悔しさをにじませた。
きっかけは名手の失策だった。守りを固めるため、鳥谷を18年目で初の一塁でスタメン起用した。しかし、2点リードの三回無死一塁で、田中広のボテボテのゴロを後逸。その後1死二、三塁となり、松山に同点の2点適時二塁打を浴びた。
負の連鎖は続き、五回は大嶺の2暴投で2失点。ワンバウンドのフォークを止められなかった捕手・佐藤都の記録に表れないバッテリーミスも痛かった。
前カードは甲子園で阪神に勝ち越したが、カード頭を落とした。指揮官は「いい反省材料として、しっかりやっていきたい」と原点に立ち返り、2戦目も守備重視のオーダーで臨む姿勢を明かした。