ヤクルト・奥川6回2失点で交流戦初登板初勝利!次は6・8佐々木朗と対決有力

 「ヤクルト5-2日本ハム」(27日、神宮球場)

 鳴りやまない拍手に、ヤクルト・奥川は何度も手を挙げて応えた。交流戦初先発で6回6安打2失点。自己最多を更新する9奪三振、96球の力投。「合格点を与えてもいいのかな」。つかんだ手応えが満点の笑顔だった。

 雨中の粘投だった。序盤にいきなり2点を失ったが「点数を取られたくないという気持ちから投げ急いでしまった」と即座に修正。強い気持ちに冷静さが加わり、三回以降はピシャリ。六回の1死二塁のピンチは2者連続三振で乗り切り、グラブを大きくたたいた。

 自らに課すノルマがある。それは「6回2失点」だ。プロ2年目の今季は初めて1軍でローテを回る日々を過ごす。「今の自分がクリアすべき数字は何か」と自問自答を繰り返した。プロの硬いマウンドに対応するため、スパイクを厚底タイプに変更。3戦連続で達成したクオリティースタート(6回以上、自責点3以内)成長の証しだ。

 9日には母の日の贈り物として、ケースに入れてプロ初勝利のウイニングボールをプレゼントした。次戦は6月8日のロッテ戦で、この日プロ初勝利を挙げた同級生の佐々木朗と投げ合うことが有力となった。「まだまだ上を見て頑張っていこうと思います」。長く続く宿命の対決へ-。奥川は成長していく。

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