「ＤｅＮＡ５－１４オリックス」（２６日、横浜スタジアム）

　４連敗中だったオリックスは、４番だった杉本を外して、ロメロを２０１７年以来のセンターに就かせるなど大幅なオーダー変更で臨み、今季最多の１８安打１４得点につなげた。

　中嶋聡監督は打線について「初回から活発に良かったです。（相手の）ミスもありましたけど、仕掛けられたというのは非常にいいと思いますけど」と高く評価。

　先制打を放った吉田正についても「ああやって正尚が打ったら（チームが）のっていきますからね」と影響力の大きさを口にした。

　投げては宮城が開幕５連勝。

　「点数取ってくれて宮城らしいテンポと緩急と良かったと思います」

　おまけにプロ初打席で初安打も記録した。

　「ジャパンの５番よ。打つに決まってんじゃん。宮城がああやって打ってくれたら野手も火が付くでしょう。本当にそう思います。すばらしいですね」

　宮城の安打を打線爆発の一因に挙げた。

　初戦は５発を食らい惨敗。これ以上負けられない中での大勝。

　「やり返さなきゃ行けないというのがあって。ここまで取るとは思っていなかったけど乗って行けそうな感じですよね」

　あらためて打線変更について問うと「色んなバージョンがある。Ｔ－岡田の感じ、ロメロの感じ、ラオウもいますしね。色んなパターンがあるのかなという感じがしますね。ロメロのセンターは前からやんなきゃいけない部分だったと思うんで。その中では非常にいいのかなと思いますね。安達が抜けるときにどうなるのか。こういうバージョンもあるのかなと思います」

　『センター・ロメロ』に手応えを感じていた。

　Ｔ－岡田が自身初となる５安打の爆発。

　「なかなか５安打はないですけど。明日はタコらんようにしてほしいですね（笑）なかなかできないことですからね。気分良く。明日使わないかんようになるやん（笑）」

　これまでのうっぷんを晴らす打線の爆発に、笑顔が絶えなかった。