「巨人９－４楽天」（２５日、東京ドーム）

　後悔先に立たず。楽天は先発・岸が自己ワーストタイとなる１２安打を浴びて４回５失点（自責４）でＫＯされた。「全体的に球が高かった。もう少し慎重にボール球も使っていけば良かったかなと思います」と右腕。４月６日・西武戦以来の白星が遠い。

　元同僚の一発に沈んだ。４－２の四回２死一、二塁でウィーラーに逆転の３ランを被弾。「申し訳ないです」。痛恨の打球を見届けた右腕はその場にしゃがみ込み、うなだれる。なんとかイニングを完結させると、悔しさからか、グラブをたたいた。

　ここ７戦未勝利の岸に対し「反省することで前進するところもある」と石井監督。信頼は不変。次回も週頭を任せることを示唆した。