ロッテ鳥谷「応えられて良かった」移籍後初の甲子園で適時打 ファンの大歓声に感謝
「阪神3-5ロッテ」(25日、甲子園球場)
ロッテの鳥谷が移籍後初めて甲子園に帰還し、2点を追う七回に代打で今季初適時打を放った。この一打でチームは息を吹き返して逆転勝利。試合後は両チームのファンからの大歓声に迎えられた打席を、感慨深そうに振り返った。
「向こうにしてみればピンチの場面なので、そこで声援を送ってもらうというのもなかなかないですし、そういう意味では結果として応えられて良かったです」と喜びを語った。
2点を追う七回1死一、二塁だった。2019年9月30日の中日戦以来603日ぶりとなる甲子園の打席へ。名前がコールされるとスタンドは大きく沸いた。「おかえり」というボードを掲げるファンの姿もあった。
カウント1ボール1ストライクから西勇のチェンジアップをミート。1点差に迫る右前適時打を放つと、一塁で「よっしゃー」と声を上げた。両チームのファンも大歓声でたたえた。
試合中には広報を通じて「つなぐ気持ちを持って打席に入った結果、打つことができました。久しぶりの甲子園で、甲子園のファンの前で打つことができてよかったです」とコメント。
これで交流戦通算339試合目の出場、332安打目となり、いずれも自身が持つ交流戦最多記録を更新。「それはもう積み重ねなので、始まった時からずっと試合に出てるというのがその数になってるので、相手投手というよりは交流戦の試合のある期間に常にグラウンドに立ててたのが要因だと思います」と話した。
また、試合前には元チームメートからあいさつを受けており、「嬉しさというか、一緒にやった仲間はたくさんいますし、監督コーチもそうですし、そこらへんは去年はコロナでできなかったので、そういう意味では会えたのは良かったです」と振り返った。