「ＤｅＮＡ１０－３オリックス」（２５日、横浜スタジアム）

　オリックスは先発の山岡が誤算。４回までに３発を打たれ５失点でＫＯされた。

　打線もピープルズの前に四回までノーヒット。五回以降は１１安打を放ったが、序盤の失点が大きく響いた。

　そんな中、八回に吉田正が２試合連発となる１０号２ラン。自身の球団記録を更新する新人から６年連続２桁本塁打となった。

　中嶋聡監督は山岡について「風、（球場の）狭さを考えたらもう少し慎重さというか大胆さというか、そのどっちもなかったですね」と厳しく指摘した。

　山岡は前回登板の１４日・楽天戦から１度登録を抹消し、中１０日あけての先発だったが、乱調。

　「今、すぐに外すという話が出てるわけじゃない。ちょっと続いていますからね。１回外れて、いいだろうと思って、そうでもなかったという話ですからね。リフレッシュ効果？分かんないですね。それは」

　週頭の先発に持ってくるなど、期待が大きかっただけに裏切られた格好となった。

　打線は２桁安打を記録したが…。

　「結局、あの点差だったらヒット数が出てもただ打つだけ。しょうがないですよね。ヒット数は出ても得点につながってこない。難しくなってくる」

　そんな中で吉田正が意地の一発を見せた。

　「そこまで調子は良くないですけどね。きっかけにしてくれたらいいと思います。早い回で正尚が打ってくれたらチームが乗ってくるんで、そういう意味では頑張ってほしいですね」

　交流戦初戦はセ・リーグの本拠地。中嶋監督自身、初めてとなった。

　「普通にやれば、別にあれでしょうけど。こんだけ点差あいたときはどんなやり方をしても難しい。投手が抑えれば代打を出さなくてもいい。追いかけなきゃいけない部分もありますし、劣勢になったら厳しいですよね。どんなことがあっても」

　今季２度目の４連敗で借金５。これ以上は負けられない。２６日は開幕４連勝の宮城で止める。