「ヤクルト１０－５ＤｅＮＡ」（２３日、神宮球場）

　侍指揮官に豪快弾で代表入りをアピールだ。ヤクルトは４点リードの五回１死。４番・村上がＤｅＮＡ先発・今永から右中間席中段へ１３号ソロ。視察した日本代表・稲葉監督の前で４試合ぶりの一発を放ち、再び本塁打争いでリーグ単独トップに立った。

　１２号を放った１８日・阪神戦の翌戦から１４打席無安打が続いただけに、「何とか１本出したいという気持ちで打席に立った」と安どの表情。主砲の一発を含め、先発野手全員安打で１０得点を挙げての快勝となった。

　稲葉監督も「素晴らしい。飛距離もそうだし、スイングスピードもそう。良い打者になった」と絶賛。三塁の守備についても「非常に冷静にこなしている」と称賛の言葉が並んだ。

　村上も「ある程度結果も残っているし、守備も一つ一つアウトを重ねている。あとは選ばれるのを待つだけ」と代表への強い思いを明かした。そのために「一試合一試合、集中していく」と２５日からの交流戦も、そのバットでチームをけん引する。