「西武７－１日本ハム」（２１日、メットライフドーム）

　うつむき、何度も首をかしげながらマウンドを降りた。先発した日本ハムのドラフト１位・伊藤（苫小牧駒大）は自己最短の４回１／３を５失点でＫＯ。「今回の登板を反省してもう一度、死に物狂いで野球に向き合います」と悔しさをにじませた。

　５四死球と序盤から制球に苦しんだ。加えて３度目の対戦となった西武打線が相手。変化球主体の投球でかわしたが、同点の五回に捕まった。自身の暴投や四球で１死二、三塁とすると中村にカットボールを捉えられ２点適時二塁打とされた。

　中村に投じた７球全てが変化球だった。「真っすぐあっての変化球。基本的なところですけど、次につなげていきたい」と反省し「自分の良さを見つめ直したい」と次回登板での巻き返しを誓った。