西武・ニール、すいすい初勝利 6回1失点「冷や汗をかいたけど冷静に投げられた」
「西武7-2ソフトバンク」(20日、メットライフドーム)
すいすいと打ち取っていった。西武・ニールは打者の手元で小さく球を動かし6回1失点で今季初勝利を手にした。「ソフトバンクはいいチームだし、攻める投球ができた。ストライク先行で投げられ、チェンジアップの切れも良かった。全体的には良かった」と語った。
6安打を許したが、ピンチでもテンポよく投げ込んだ。1-0の四回1死二塁では柳田を二直、中村晃を投直に仕留める。2-1の六回は2死から柳田、中村晃に連打を許したが、甲斐は内角を突いて投ゴロとし、「冷や汗をかいたけど冷静に投げられた」と満足そうだった。
2019年は12勝1敗でリーグ優勝に貢献し、昨季は開幕投手を務めながら6勝8敗と振るわなかった。来日3年目の今季は新型コロナウイルス感染拡大の影響で来日が遅れ、その期間に米国で左手の使い方を微調整し、2年前の投球フォームに近づけようとしている。「19年に優勝した時の気持ちをまた味わいたい。あの時の感覚を戻せるようにトレーニングはしてきた」と復活を誓った。