巨人、ヤクルトがコロナ対策協議会設立 鉄道事業者と混雑状況共有
巨人とヤクルトは20日、街ぐるみの感染対策を推進するため「後楽園・神宮外苑における新型コロナウイルス地域対策協議会」を設立したと発表した。協議会には、両球団の本拠地である東京ドーム、神宮球場以外にも、東京六大学野球連盟や、国立競技場、秩父宮ラグビー場なども参加する。
同会では球団と鉄道事業者が混雑状況を共有し、鉄道利用者、施設利用者双方に役立つ情報をリアルタイムで提供する体制を構築。地元自治体と連携し、大学や研究機関の助言を得て、感染リスクの低い人の流れを作り出す努力を行っていく。
当面の計画としては、試合終了の時間帯に電車内の混雑が予想される場合には試合の主催球団側で無料のシャトルバスを用意するなどの対策を検討。今後は球場の試合進行情報や鉄道の混雑情報がリアルタイムで提供できるアプリなどの構築を検討していくという。
また、ワクチンの接種会場として東京ドームを自治体に無償提供することも検討している。