桜宮 ピンクのプラカード掲げ無言のエール 無念の敗退もチーム一丸

 桜宮・岩崎の同点適時打で生還しガッツポーズをする辻野
ピンクのプラカードを掲げグラウンドのナインにエールを送る桜宮スタンド
2枚

 「春季高校野球大阪大会・準決勝、近大付13-8桜宮」(15日、大阪シティ信用金庫スタジアム)

 保護者も含め無観客で開催されている春季大阪大会。今大会公立で唯一4強に残った桜宮は、コロナ禍ならではの方法でスタンドからグラウンドのナインにエールを送った。

 広く座席の間隔をとり、座って観戦したスタンドの部員は「笑え」「ピンチはチャンス」と書かれた桜模様付きのプラカードを試合中に掲げ、文字でナインを鼓舞した。「スタンドのみんなが応援しているよと伝えたい」と原田美咲マネジャー(2年)。このプラカードは昨夏引退した先輩マネジャーが発案し、昨年の夏大会から使用しているという。

 昨年春から高校野球界にも猛威を振るっている新型コロナウイルス。現在の高校2年生はまだ声を出しての応援を経験できずにいる。「みんなで一体となって盛り上がりたい」と大西将太朗内野手(2年)はスタンドから静かにグラウンドを見つめた。

 ブラスバンドや太鼓の音に乗せられる、球児の声が待ち遠しい。

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