巨人・原監督ニヤリ 節目の一戦で初回に奇策「たまたまあの2人がやったんでしょう」

1回、打者・スモークの時、梅野の送球で丸(中央)を二塁アウトにする(撮影・西岡正)
1回、打者・スモークの時、二塁へ送球する梅野(撮影・西岡正)
2枚

 「巨人5-3阪神」(15日、東京ドーム)

 巨人が劇的勝利。伝統の一戦、通算2000試合目の節目の戦いは大熱戦となった。

 原監督のこの一戦にかける執念が相手を上回った。1点を先制された直後の一回、2死一、三塁から、打者スモークの場面で奇策を仕掛けた。一塁走者・丸がおとりとなってスタートを切り、梅野の二塁送球で挟殺プレーに。その間に三走・梶谷が生還した。重盗は原監督が得意とする“十八番”の戦術だが、初回の5番スモークの打席では相手もノーマーク。阪神バッテリーを揺さぶり、流れを引き寄せた。

 この采配について問われた指揮官は照れ笑い。「たまたま。たまたまあの二人のランナーがやったのでしょう」と語り、続けて「まあ、やっぱりチャレンジャー精神というのは、勝負するにおいて非常に重要なポイントだと思っています」と語った。

 2点リードの九回、抑えを託した鍵谷の制球が定まらず、1死満塁の大ピンチ。ここで原監督は鍵谷をあきらめ、左の糸原に左の大江を送った。大江が空振り三振に仕留めると、右のマルテに右の野上を投入。右腕が遊ゴロに仕留めて逃げ切ると、ベンチの指揮官も両腕を突き上げた。

 指揮官はしびれる展開に「どっちに転ぶかというね、その辺はわが軍にやや、今日に関しては軍配が上がったというところじゃないでしょうか」と満足げ。伝統の一戦は巨人の1094勝835敗71分けとなった。

野球スコア速報

関連ニュース

編集者のオススメ記事

野球最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス