巨人 随所に出た原監督の執念采配 9回一人一殺継投 大江と野上が大仕事

スモーク(左から5人目)、サンチェス(同4人目)と並んでナインを迎える原監督(同2人目)=撮影・西岡正
5回、勝ち越し3ランを放ち、バンザイする原監督(右奥から2人目)らナインの前を一塁へ向かうスモーク(撮影・西岡正)
5回、勝ち越し3ランを放ち、原監督(左から2人目)に祝福されるスモーク(撮影・西岡正)
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 「巨人5-3阪神」(15日、東京ドーム)

 巨人が劇的勝利。伝統の一戦、通算2000試合目の節目の戦いは大熱戦となったが、原監督の執念がにじみ出た戦いとなった。

 しびれる展開だった。2点リードの九回、抑えを託した鍵谷の制球が定まらず、1死満塁の大ピンチ。ここで原監督は鍵谷をあきらめ、左の糸原に左の大江を送った。大江が空振り三振に仕留めると、右のマルテに右の野上を投入。右腕が遊ゴロに仕留めて逃げ切ると、ベンチの指揮官も両腕を突き上げた。

 主役は譲らないとばかりに、王者の意地を示した。1点を先制された直後の一回は2死一、三塁から重盗で同点。一塁走者・丸がおとりとなってスタートを切り、二塁送球の間に三走・梶谷が生還した。原監督が得意とする采配で、流れを引き寄せた。

 再び1点を追う展開となったが、五回にスモークが逆転の3号3ラン。右打席で本拠地初アーチをたたき込み、流れを引き寄せた。

 伝統の一戦は巨人の1094勝835敗71分けとなった。

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