大阪桐蔭が決勝へ 剛腕・関戸「全員の人生を変えてしまった」センバツから進化
「春季高校野球大阪大会・準決勝、大阪桐蔭12-2関大北陽」(15日、大阪シティ信用金庫スタジアム)
大阪桐蔭が関大北陽を6回コールドで下し、決勝進出を決めた。
初回、1死二塁から主将・池田陵真外野手(3年)の中前適時打などで3点を先制。その後も6番・松尾汐恩捕手(2年)の左翼席に突き刺さる2ランなどで四回に4点、六回にも3点を加えるなど14安打12得点の猛攻でコールド勝ちを決めた。
投げては、六回から今秋ドラフト候補の最速154キロ右腕・関戸康介投手(3年)がセンバツ後公式戦初登板。躍動感のあるフォームから、力強い直球を投げ込み三者凡退で試合を締めた。
センバツでは悔しい登板に終わった関戸。「プレッシャーに負けてしまった。全員の人生を変えてしまった」と責任を背負い大きな挫折を味わった。それでも「技術よりも気持ちの面で強く持つということを普段の生活から意識してきた」とメンタル面の強化を徹底し、夏に向けて新たな一歩を踏み出した。
主将池田は「まだまだ打線に隙がある。(センバツで敗戦し)あそこから自分たちが変われたという負けにしなければならない」と勝利後も引き締まった表情で次戦を見据えた。