オリックス宗で4位浮上 福本以来4人目の2本目ランニング弾「風岡さんめっちゃ回してた」
「西武3-6オリックス」(3日、メットライフドーム)
宗が快足を飛ばしてベースを一周。最後はホームに向かって両手で滑り込んだ。貴重な追加点となるランニング3ラン。立ち上がると「わおっ!」と叫んだ。
1点差に迫られ重苦しい雰囲気が漂う八回の攻撃。中川圭、ジョーンズの連打で無死一、二塁。頓宮のプロ初犠打で二、三塁としながらも大城は右邪飛。2死になったが、宗がいた。森脇の直球を捉えた打球はセンターへのライナー。これを金子が飛び込むがグラブをかすめ中堅フェンスまで転がった。
「追加点取るために必死に食らいついていきました。(三塁コーチャーの)風岡さんがめっちゃ回していたんでいきました。全力で走りました。フラフラでした」
昨年7月25日・楽天戦(楽天生命)以来と自身2本目となるランニング本塁打。球団で2本以上は4本の福本豊以来、4人目だ。
前カードのソフトバンク戦ではサヨナラ打と決勝弾で貢献。今季は試合終盤での勝負強さが光る。これに対して「集中して試合に入れているからだと思う」と自ら分析する。
中嶋監督は「最初から打てっ言うてるんやけど。まあ、一番大事なところで打ってくれた」と独特の表現でとりあえず褒めた。孝行息子がチームを4月13日以来の4位浮上へ導き借金も1とした。