オリックス4位浮上で借金完済まであと1 中嶋監督「あまり考えていない。一つ一つ」

 9回の選手交代を伝えに向かう途中、いきなりボールが飛んできて驚くオリックス・中嶋聡監督(撮影・伊藤笙子)
 試合後、3勝目をあげた宮城大弥(右)をねぎらうオリックス・中嶋聡監督(撮影・伊藤笙子)
 3勝目をあげ、スタンドのファンに手を振るオリックス・宮城大弥(撮影・伊藤笙子)
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 「西武3-6オリックス」(3日、メットライフドーム)

 オリックスは復帰の宮城が七回途中2失点で3勝目。頓宮の4号3ランで先制し、1点差に迫られると宗のランニングホームランで突き放した。

 中嶋聡監督は宮城について「よかったですね。間隔があいていたんで、力んだりするのかなと思っていたんですけど淡々といつもと変わらず。(七回は)正直、球数が難しかったですね。イニングなのか、球数なのか。あの辺(100球前後)でなんかあるんでしょうね。どの投手でもそう」と振り返った。

 七回は1点差に迫られなおも2死満塁の大ピンチにベテラン・比嘉が宮城をリリーフし、抑えた。「さすがな投球でございます」と手放しで褒めた。

 直後の八回に宗のランニングホームランとなる3ランで再び突き放した。

 「大きいですよ。打った瞬間ヒットやと思ったのに捕られたと思ったけど。なんとか点を取ろうとしてくれているところが非常にいいですよね。欲しいところで点を取って投手を楽にしたし、チームを楽にしてくれた」

 今季のチーム本塁打は26本。効果的な一発が飛び出している。

 「入らないときもあるし入るときもある。それを目指してやっているところ。きょうはうまくいったということ。明日うまくいくかといったら難しいですけど、みんなでどうにかしようとしてくれているのは、いい方向に向かっているのかなと思います」

 3点リードの九回は開幕時の守護神、漆原を投入し3月27日以来となる2セーブ目を記録した。

 「強いて挙げたらもっと早く追い込めという話。常にビハインドのカウントになっていく。そこも注文していきたい。それでも0で帰って来て、(セーブという)数字が付くのは非常にプラスに考えてくれた方がいい。手放しで喜ぶわけじゃないんですけど、いいですね」

 西武戦は4連勝で、4位に浮上。借金も1とした。

 「そこはあんまり考えていない。一つ一つなんで。数字のことは気にしていない。五割は思うところはありますけど、そこに挑戦していつも失敗していたんで、なってから話します」

 首位・楽天も勝ったためゲーム差は変わらず3・5のままだった。

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