巨人・原監督 丸を三回で交代、荒療治も連敗 六回打線奮起も及ばず首位3差
「巨人6-9中日」(1日、東京ドーム)
怒濤(どとう)の追い上げも及ばなかった。巨人は5位・中日に痛恨の連敗で、首位・阪神と3ゲーム差に開いた。原監督は不振の丸を途中交代させる荒療治に踏み切ったが、白星にはつながらなかった。
丸は4月30日・中日戦で2三振2併殺。この試合は2打席連続三振。指揮官は四回の守備からベンチへ下げた。「何て言うか、早すぎた、準備不足というかね。本来の丸の姿ではないということでしょうな」。丸は新型コロナウイルス陽性判定を受けて23日に復帰したが、万全の状態ではないと判断した。
中軸を欠いたが、7点を追う六回は岡本和、スモークらの適時打を含む4安打を集めて4点を返した。七回2死一塁はウィーラーが右中間へ3号2ランを放って1点差。最近4試合で3度目の猛打賞、打率・519の助っ人の一打で、逆転へのムードが高まった。
しかし、九回にビエイラが2失点して万事休す。原監督は連敗にも打線の粘り強さをたたえ、「こういう戦い方でいいと思いますね」と前を向いた。