ついに大台DeNA10連敗 エラーで決勝点献上 三浦監督「一生懸命やったプレー」
「DeNA0-1中日」(22日、横浜スタジアム)
ついに大台に乗った。DeNAが19年4月以来2年ぶりの10連敗を喫した。2引き分けを挟んで12試合未勝利。ホーム横浜スタジアムで1勝11敗となった。
三浦監督は「あしたに向けてまたやっていきます」と前を向いた。
0-0で迎えた九回、2死一塁。木下拓の一、二塁間を抜けそうな一打を、遊撃・柴田が好捕。だが、一塁への送球がそれて、木下拓に当たって外野方面に転がる間に、一塁走者の高松がホームを陥れた。内野安打と柴田の失策が記録された。
三浦監督は「みんなが一生懸命やったプレー、仕方ないと思います」と決勝点のシーンを振り返った。
連敗脱出へ、投手陣は奮闘した。先発・浜口は初回2死満塁のピンチを招き、阿部を迎えてカウント3ボール0ストライクとするが、空振り三振で切り抜けた。二回以降はチェンジアップを有効に四球の走者を出しながら1安打に抑える投球。6回3安打7奪三振、6与四球ながら無失点。122球の力投でつないだ。
七回は砂田、八回は山崎がともに三者凡退に抑える投球。九回は守護神・三嶋が登板。勝利への懸命のリレーも、九回にまさかの失策で決勝点を失った。
2引き分けを挟んで連敗中の11試合はすべて3得点以下という打線も、大幅に組み替えて臨んだ。1、2番コンビを関根、柴田で組み、クリーンアップは3番オースティン、4番佐野、5番ソトの並び。前夜まで2番に入っていた宮崎を6番、牧を7番に置いた。
だが、懸命の策も中日投手陣の前に沈黙。福谷の前に八回まで4安打無得点。初回2死一、二塁ではソトが三ゴロ。三回2死二塁では佐野が二ゴロに倒れた。四回以降は二塁も踏めず、六、七、八回は三者凡退に抑えられていた。4番佐野から始まる九回もR・マルティネスの前に三者凡退に終わった。
この3連戦でわずか1得点。三浦監督は「なかなか得点に至らず、こういう展開が続いていますけど、やるしかないんで。はい」と前を向いた。