巨人・岡本和 2打席連発 4番お目覚め今季初猛打賞!阪神連勝止めた

 2回、ソロを放つ岡本和
 4回、左中間へ2打席連発となるソロを放つ岡本和(撮影・高石航平)
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 「巨人3-2阪神」(21日、東京ドーム)

 不振に苦しんでいた主砲が目覚めた。巨人・岡本和が、2打席連続本塁打を含む今季初の猛打賞をマーク。8連勝中と波に乗っていた阪神の勢いを止めた。

 まずは2点を追う二回だ。「青柳さんはサイドスローで球が速いので、何とか食らいついていこうと」。内角低めに沈んでくるシュートをすくい上げ、左翼席上段に運ぶ追撃の2号ソロ弾とした。

 1点を追う四回も、低めのシュートを左中間席に運ぶソロ弾で同点。通算99号とし100号へ王手をかけた。今季は開幕から状態が上がらなかったが、シーズンを戦う上で長期の目線を持つ。「チームは状態がよくて助けてもらっている。逆になったときに、僕が何とかできるように取り組んでいるので」。言葉通りの活躍だった。

 相手の4番にも刺激を受けた。前日、2本塁打を放った大山の打撃を三塁から見て「凡打の時のスイングも怖い。チームとして負けられない3連戦なので。その中で、守っている方からしたらすごい怖い」と振り返る。その中で、この日は自身が2連発の躍動だ。

 原監督は重圧を背負う岡本和に「4番バッターっていうのはそういうポジションですから。逆に喜んで楽しんで戦うという気持ちを持ってもらいたいなと思いますね」とエール。先制すれば開幕から16連勝中だった阪神の「神話」もストップ。4番の輝きが勝因だ。

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