マー君無念…復帰登板は5回3失点で白星ならず 初回に中田、二回は石井に痛恨被弾

 5回を投げ終えてベンチに戻る田中将(撮影・堀内翔)
 先発して力投する田中将(撮影・堀内翔)
1回、観戦に訪れた里田まい夫人=東京ドーム(撮影・堀内翔)
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 「日本ハム-楽天」(17日、東京ドーム)

 楽天・田中将大投手(32)が日本球界で8年ぶりとなる復帰登板に臨み、5回4安打3失点で降板。8年ぶりの復帰登板を白星で飾れなかった。

 初回2死から3番・近藤にストレートの四球を与え、次打者・中田に左中間への1号2ランを被弾。今年自己最速の154キロを完璧に捉えられた当たりに東京ドームは騒然。右腕は腰に手をやり、着弾点を見つめた。

 二回にも先頭の石井一に高めに浮いた直球を捉えられた。右翼スタンド中段まで運ばれ、険しい表情を見せた。

 三回はカーブを投じるなど配球を変え、中田から三振を奪うなど三者凡退。四、五回も安定した制球力が戻り、無失点に抑えた。75球で2番手・牧田にマウンドを譲った。

 国内でのシーズン登板は13年10月8日オリックス戦以来、2748日ぶり。公式戦では2013年11月3日の巨人との日本シリーズ第7戦以来、2722日ぶりとなった。

 当初、開幕2戦目の3月27日の日本ハム戦での先発を予定していたが、右ふくらはぎを痛め登板回避。3週間遅れで、待望の日本凱旋(がいせん)マウンドを迎えた。節目の日本通算100勝目もかかった一戦だったが、メモリアル勝利はお預けとなった。

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