巨人・岡本和 やっと出た!最遅1号 打線お目覚め9得点、連続3得点以下の更新阻止

 「広島0-9巨人」(11日、マツダスタジアム)

 これ以上、屈辱の敗戦を重ねるわけにはいかない-。4番を背負う男の意地が、ひと振りで勝利への道を切り開いた。初回2死一塁で打席に入った巨人・岡本和。フルカウントから甘く入った直球を豪快にバックスクリーン右へとたたき込む、先制の1号2ランを放った。

 「何とかつなごうと思った。打った瞬間(感触は)スゴく良かったが、久々なのでどうかなと思いながら…」

 レギュラー定着の18年以降では最も遅い、開幕15試合目でのシーズン1号。さすがの昨季二冠王も手に残る感触に確信を持てなかったが、「本塁打になってよかった」と安どの表情を浮かべた。

 待望の一発の効果は抜群だ。前日まで球団ワーストタイ記録となる12試合連続3得点以下だった打線が、目を覚ました。四回1死一、三塁から松原の中越え二塁打で4点目を奪取。九回1死一、二塁でも岡本和が左前適時打。最後まで攻撃の手を緩めなかった。

 「結構チャンスで打てなかった。何とかしたいと思っていた」。不振の中、4番としてチームの敗戦の責を負った。だからこそ、自らが突破口を開いての12安打9得点を「結果が出て良かった」と喜ぶ。主砲の一撃でチームも勝率5割復帰。王者の野球を取り戻し、ここから仕切り直す。

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