日本ハム・栗山監督 大沢親分抜いた!監督通算632勝 球団最多記録を更新
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「オリックス2-5日本ハム」(10日、京セラドーム大阪)
日本ハム・栗山監督は真っ先に感謝の思いを口にした。“親分”こと故・大沢啓二さんを抜き、球団最多を更新する監督通算632勝。「俺は何もしていない。でも、それだけの数、選手たちと一緒に喜べたのは幸せなこと」。ゆっくりと、かみしめた。
試合は最終盤まで1点を争う展開だった。同点の九回に、勝ち越しの適時二塁打で勝負を決めた野村は、「節目の記録で、自分が打って貢献できたのはすごくうれしい」と指揮官を祝う自らの一打に、声を弾ませた。
ただ、いつまでも感慨に浸っている余裕はない。今季初の連勝も、借金5で最下位は変わらず。栗山監督はこう続けた。「今季を含め、もっと勝っていないといけない。何とかしないといけないという実感しかない」。ここから、優勝への巻き返しが始まる。