巨人 3年ぶり借金生活、4位転落 球団ワーストタイ12戦連続3得点以下
「広島4-2巨人」(10日、マツダスタジアム)
暗く長いトンネルの出口は一向に見えない。巨人はこの日も打線が2得点に終わり、1993年の6月から7月にかけて記録して以来、球団ワーストタイとなる12試合連続3得点以下で完敗した。さらに開幕10試合目以降では3年ぶりとなる借金生活。コロナ禍の影響があったとは言え、チーム状態は深刻だ。
原監督は「3点を目指しているんだけど、なかなか3点取れないね」と苦笑い。初回、1死一、三塁から敵失で先制。すぐさま追いつかれるも、三回に松原の1号ソロで再びリードを奪った。しかし四回に逆転を許すと、もう反撃する力はなかった。
絶好調のウィーラーらが離脱し、梶谷、岡本和は打率1割台。指揮官は「(負けた)理由をいろいろ考えるとね、出てくるもんね。しかし、このメンバーで何とかしなきゃいけないわけだからさ」と現有戦力の奮起を促した。
これで2018年シーズン終了時以来となる借金1。「まあ、あまりそこは深く考えていない。ああ、そうですかという感じ」と原監督は気にもとめなかった。リーグ3連覇、日本一奪回を実現させるため「チーム全体で、ジャイアンツとして戦わないとね」。どんな状況でも、ファイティングポーズを取り続ける。