巨人・高橋 虎封2勝 新キラー7回0/3無失点 阪神戦3連敗を阻止
「阪神0-3巨人」(8日、甲子園球場)
“新虎キラー”が聖地で躍動した。先発した巨人・高橋が自己最長の7回0/3、2安打無失点で2勝目をマーク。1985年以来となる、甲子園でのシーズン最初の阪神戦3連敗を阻止し、貯金1に戻した。
目の覚めるような投球だった。2点の援護をもらった中、「ストライク先行でテンポよく投げられた」と六回1死まで無安打投球。3月のオープン戦で一発を浴びた佐藤輝に対しては「今日は1本も打たせない」と無安打に封じ込んだ。
これで阪神戦は通算7試合で3勝1敗、防御率1・53。甲子園では初白星となったが抜群の安定感を誇っている。「ここ2試合振れているなという印象を持っていたので、ヒットを打たれても次のバッターで一つアウトを取ることを意識したことがよかった」と手応えをにじませた。
原監督は「少々荒れ球というのは彼の特長でもあります。その中で要所要所いいピッチングをしてくれましたね」と称賛。飛躍を期す3年目左腕が虎退治に成功した。