ヤクルト また森下にヤられた…天敵に今季初完封負け
「ヤクルト0-2広島」(6日、神宮球場)
天敵がまたしても立ちはだかる。ヤクルト打線が、森下の前に6安打無得点で今季初の完封負け。試合後の高津監督は「なかなか点を取ってあげることができなくて。投手に申し訳ない」と厳しい表情で振り返った。
少ない好機を生かすことができなかった。まずは1点を追う六回だ。2死走者なしから、四球と二塁打で好機を作ると、4番へと打席が回る。それでも森下の直球に空を切ったバット。攻略できない右腕を見つめ、村上は唇をかみしめた。
続くは、2点差を追った九回だ。クリーンアップからの好打順で、3試合ぶりに先発復帰した山田が二塁打を放った。それでも村上が一ゴロ。さらに塩見へは152キロの直球が低めに決まり、見逃し三振。代打・元山は二ゴロに倒れ、9つの「0」をスコアボードに並べられた。
森下には昨季4戦3敗。指揮官も「対策は練っているんだけど、うまくいかないですね」と言葉少なだ。それでも2年連続でやられるわけにはいかない。敗戦の中から、攻略法を見つけ出していくしかない。