ソフトバンク・今宮 サヨナラ打! 前日先制2ランで連日大暴れ
「ソフトバンク3-2ロッテ」(27日、ペイペイドーム)
ソフトバンク・今宮が同点の九回1死二塁で益田のシンカーを振り抜いた。「越えたと思った」。打球は前進守備の中堅手の頭上を越えるサヨナラ二塁打だ。
今季初打席で先制2ランを放った開幕戦に続き、連日の主役となった。初回には1点を先制されなお満塁のピンチで、鳥谷の三遊間へのゴロを横っ跳びで捕球。片膝をついたままの難しい体勢から、一塁への素早いワンバウンド送球でアウトにした。
「しんどい試合でした」という接戦にケリをつける、自身6度目のサヨナラ打はその疲れを吹き飛ばした。
昨季はレギュラー定着後最低となる43試合の出場に。「歯がゆかった」。過去3年の故障離脱を経験し、万全で臨んだシーズンで、工藤監督に通算500勝をプレゼント。「守備といい打撃といい、本当に素晴らしい選手だとあらためて思いました」。2年連続で負け越しているロッテ相手に連勝をもたらしたヒーローを、工藤監督は手放しでたたえた。