ヤクルト・高津監督 佐藤輝&藤浪対策OK「研究、勉強しました」いざ虎狩りへ
ヤクルトの高津臣吾監督(52)が25日、虎退治から始まる下克上を誓った。決戦前日に浮かべた柔和な笑み、そして静かに燃やした闘志。「明日はベストなオーダーが組めると思います」。準備は整った。いざ、出陣だ。
突きつけられた現実を、反骨心に変える。オープン戦は3勝9敗1分けで最下位。それでも開幕前哨戦となった16日の阪神戦では佐藤輝に対し、執拗な内角攻めで弱点を探るなど「答えは出た」と収穫を得てきた。
勝利への糸口は、まず相手の開幕投手を打ち崩すことから始まる。今週の練習はマシンの速度を155キロ超に改良し、“仮想・藤浪”として目慣らし。また野手陣全員と首脳陣で映像を確認するなどし、高津監督は「研究、勉強しました」と不敵な笑みを浮かべた。
強力打線が開幕に間に合った。「キャンプから見ていたけど、きのう(24日)が1番振れていた」と山田の状態に太鼓判。開幕4番には若き主砲・村上が座り、内川が並ぶ。「(藤浪は)いい投手であることは間違いない。簡単には点は取れないでしょうけど、それで取れませんでしたでは終わりたくない」。高津政権2年目へ。最下位からの巻き返しへ、意地を見せる。