オリックス・山本、初の開幕投手に決定 降板後に中嶋監督から「26日行くぞ!」
「練習試合、オリックス1-0ソフトバンク」(27日、SOKKENスタジアム)
オリックス・山本由伸投手(22)が27日、自身初の開幕投手に指名された。この日、ソフトバンクとの練習試合に登板し、3回無失点の好投。降板後、中嶋聡監督(51)から球場内の監督室に呼ばれて「(開幕戦の3月)26日行くぞ」と告げられたという。
プロ5年目で初の大役に「素直にうれしい。やってやるぞという気持ちです」と気を引き締めた。
メットライフでの開幕戦で対する西武は昨季4試合に登板し、2勝1敗で防御率0・93と得意にした相手。チームは2011年の引き分け以降、開幕戦9連敗中と勝てていない。そのストッパーとしての期待も掛かる。
「長い間勝てていないので、僕が悪い流れを断ちきっていい開幕ができるように投げたいと思います」
中嶋監督は「キャンプを総じて見て決めようと思っていた。仕上がりという点で一番いい。周りも納得すると思う」と期待した。
この日は初の対外試合での登板。六回には周東をMAX155キロで遊飛に打ち取るなど、力で圧倒。5三振を奪いながらも3回をわずか31球で料理した。
「全然仕上がってないです。とにかくいい状態で開幕を迎えて、さらに上げられるような調整をしたいと思います」。上昇一途の右腕がチームを開幕ダッシュへと導いてみせる。