ヤクルト村上、逆風切り裂きGO砲 1月コロナ感染で出遅れ…もう万全

 「練習試合、ヤクルト3-9楽天」(26日、ANA BALL PARK 浦添)

 ヤクルトの村上宗隆内野手(21)が、楽天との練習試合で逆風を突き破る推定120メートルの“今季1号”を放った。対外試合5戦目、17打席目に飛び出した豪快弾。「感触は完璧です」。手に残る手応えが充実さを物語った。

 度肝を抜いたのは、快音のないまま迎えた六回2死だった。2球目。津留崎の145キロ直球をフルスイングで振り抜くと、打球は右翼後方の防球ネットを揺らした。

 それでも村上は結果以上に「自分がやりたいことが今日はできた」と笑顔を見せる。体をうまく使うことをテーマに臨んでいる今キャンプの実戦。打席での感覚を確かめながら、昨季作ったベースに付け足す作業を行っているという。

 出遅れた分を猛練習で取り返す。1月には新型コロナウイルスに感染し「もっともっとオフシーズンはできた」と悔しげな表情。それでも特守に汗を流し、全体練習後も室内練習場で打ち込むなど体はもう万全だ。

 待望の今季1号だ。苦しみ、試行錯誤した末の“GO”砲へ。「結果としてホームランが出たことはうれしい。でも、まだその1本にどうこう思うことなく、もっともっと続けていきたい」。開幕まで残り1カ月。バット片手にまた、室内練習場へと向かった。

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