オリックス・紅林2打席連続3ラン 筋トレ効果発揮「打球が変わるのが実感できた」
「練習試合、オリックス10-6ロッテ」(23日、清武)
高卒2年目のオリックス・紅林弘太郎内野手(19)がロッテとの練習試合で2打席連続3ランを放ち、昨季借金13を背負わされた天敵を一蹴。パワーをさく裂させた。
主力組にとって今季初の対外試合に「7番・遊撃」でスタメン出場すると、まずは三回の第2打席で豪打を披露した。2死一、二塁。フルカウントから岩下が投じた149キロの直球を右翼席へ運んだ。五回無死一、二塁では南の144キロ直球を中堅バックスクリーン右へ放り込んだ。
「2本とも真っすぐに良い対応ができたと思います。良い形で良い結果になって良かった」。飛距離を求めてオフから取り組んできた。右肘を高く上げる構えやバーベルを背負ったスクワットでは昨年より50キロ増の140キロを上げられるほどパワーアップ。「打球が変わるというのが実感できた」とその成果を口にするほどだ。
中嶋監督は「引っ張りよりも向こうの方が打球は伸びるし、思い切りの良さもある」と評価。紅林は「レギュラーを取りにいけるように頑張りたい」と開幕1軍へ突っ走る。